2023年12月7日木曜日

 



  • 過去10年間の為替とS&P500指数の相関性を示すチャートを作成しました。具体的には、180日間の相関性を示すチャートです。
  • 2020年12月までは、円高になると、S&P500指数は下落、円安になるとS&P500指数が上昇という相関が観察されました。
  • しかし、2021年1月からこの関係は逆転しました。円高になるとS&P500指数は上昇しはじめました。この変化の原因は、金利環境の変化にあります。
  • これにより、円安と株価下落の傾向が生じました。円安=米国の利下げ観測ですから。米国が利上げを停止すると、株価上昇と円高の傾向に転じました。
  • このドルと米株の相関性は今後も続くと見られます。円が強まると、米株は上昇する傾向にあります。したがって、円投資家は為替の変動からある程度保護されています。
ポール サイ

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  このチャートは面白いと思いました。現金を長期で持つと、アメリカで見ると、かなり損します。 ポール サイ